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 薬師岳 



【概要】


T所在地 富山県  
U訪問日時  平成27年【2015年】06月13,14日 (土、日曜日)
V天候 曇り時々晴れ、ほぼ無風
W標高薬師岳 [ 2,926m ]
 X登下山コースと所要時間■ 初日
折立[ 1,350m ](07:09)→3.2q[ ≒521m ]→(08:47)三角点[ 1,870.6m ](08:55)→2.4q [ ≒326m ]→ (10:17)五光岩ベンチ[ 2,196m ](10:25)→2.0q[ ≒134m ] →(11:20)太郎平小屋[ 2,330m ](12:05)→≒3.7q[ ≒360m ] → (14:30)薬師岳山荘[ 2,690m ]
■ 二日目
薬師岳山荘[ 2,690m ](03:31)→≒1.3q [ ≒236m ]→(04:17)薬師岳(04:33)→13q[ 休憩時間;103分 ]→(10:46)折立
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒1,576m
 《2》日程〜 一泊二日
 《3》同行者〜 単独


【詳細】


6月に入っても下界は夏日が何日もあり、高山の雪解けが例年より早いのではないかと素人判断した。偶然太郎平小屋さんがもう小屋開きをしていたのをネット情報で知り、小屋に電話してみた。十日に有峰林道が開通し、13,14日は薬師岳の開山祭で関係者が薬師如来像を山頂祠に安置するために登頂するという、そして残雪はまだあるがアイゼン、ピッケルなしでも歩けると教えてもらった。この沢山の方のお陰で雪上にステップ跡が残り、ガスによる道迷いの心配もほとんどないだろうと思い、天気予報の良い日に訪ねることにした。その後天気予報は両日とも雨マークがなかった。高速料金の割引制度も利用できるのでこの両日に訪ねることにした。
 有磯海SAで車中泊し翌朝六時の有峰林道ゲートの開門を待って折立に着いた。
晴れ間の多いい好天気だった。暑からず寒からず、雨さえ降らなければウォーキングにはもってこいの季節だ。陽光、おいしい空気、木々の緑、ウグイスなどの鳥たちの鳴き声、舞台装置は申し分ない。今年はじめての山歩きで疲れがひどくとも、そしていくら鈍足の小生でも2,3時頃までには太郎平小屋に到着するだろう、今晩はそこで宿泊し、明日山頂を訪ねて、下山時間が遅くなるようであればもう一泊太郎平小屋さんにお世話になればイイなどという予定でいた。
 小屋までは、針葉樹やブナ林などの樹林帯や高原などが続いていた。道に残雪が沢山あるところもある。何匹ものウグイスが賑やかに歌っていて耳に心地よい。小生はどうしても花に目がいってしまう。木立の葉の濃淡さのある緑の中に所々ムラサキヤシオが赤紫色の花を華やかに、そしてオオカメの木とタムシバは純白な花を清楚に、それぞれ咲かせてくれていた。道端には、ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ、チングルマ、コイワカガミ、ツバメオモト、イワイチョウ、ミネヅオウ、そして珍しいことにミズバショウなどが可憐な花姿を見せてくれていた。
太郎平から薬師峠キャンプ場まではミネズオウが可愛い小粒な花を咲かせていた。キャンプ場から薬師岳山荘のある尾根の稜線までの道はすべて残雪で覆われていたため高山植物の花などは無論目にすることはなかった。小屋近くの砂礫の斜面では何株かのミヤマキンバイやハクサンイチゲが咲き始めていた。全体として時期はまだ花の季節ではなかった、気がする。

 雨には降られなかったけど、大気にはガスが一杯だったせいか、山並みの眺望は薄靄がかかっていてイマイチではあった。だがこの時期これ以上望むのは欲が深すぎるとも思っていたのであまりガッカリはしなかった。また御来光遥拝のため三時起きして山頂に行ったのだが、日の出時刻の頃は空は一面厚い雲で覆われて一筋の曙光さえ拝むことができなかった。ただこの登頂のときひとつ勉強させてもらった。これまでの夏シーズンのときと同じように、長袖ワイシャツの上に、防寒衣としてレインウェアーだけを羽織った。だが、山頂への稜線上に吹くそよ風でさえ身に沁みるほどの寒さだったのだ。保温衣としてダウンを下に着てこなかったのをひどく後悔した。この時期だと改めてレインウェアーは防風衣ではあっても保温衣でないことを再認識した。


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 今回の山行きはある意味画期的であった。自分でも信じられないくらいの所要歩行時間で目的地に行けた、という点で………。
 太郎兵衛平広場で到着時刻を見ると、11時20分だ。時計が壊れたと思った。ケイタイの時刻表示で再確認したところ、やはり同じ時刻だった。昭文社版地図だと、同じコースの所要時間が5時間とある。だから小生のこれまでの経験では6〜7時間はかかるだろう、と予測していたのだ。それがいつも通りの装備と歩き方をして、4時間20分で着てしまったのだ。ビックリ、した。月末近くに平ケ岳を訪ねる予定だ。ロングコースの日帰りができるか全く自信がない。なにはともあれ身軽にしよう。そうだ、登山靴を軽いのに変えよう、ということで先日キーンのトレッキングシューズを買った。これまでのがケイランドの片足830グラムのオールシーズンタイプなのだがキーンのは540グラムと約300グラム、両足だと600グラム軽いことになる。それを今回履いて来たのだ。でも、わずか300グラムの重量差でこんなに早く来られたのか、今でも半信半疑だ。
 お昼をゆっくり食べ終わっても12時になっていなかった。広場から眺望できる、これから訪ねる予定の黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳に想いを馳せたりした。地図では、薬師峠山荘までは2時間10分位の所要時間だ。開山祭のために薬師岳山荘さんも13,14日に臨時オープンすることもホヘムページを見て知っていた。いくら鈍足でも4時ごろには着くだろう、今晩山荘さんに泊まれれば明日の下山がうんと楽になるだろう、と思い、広場を後にした。いつもの通り、キャンプ場からの登りで腿がひきつり痛くて歩けない。しかし、しばらくすると痛みが引くのを何度も経験してきたので心配はない。雪道にステップが切ってあったから比較的歩きやすかった。ただ非力のため疲れた。それでも2時半には小屋に到着した。目の前に山頂が見えたが、荷をデポしてその足で山頂を往復する元気、体力はすでになかった。

 今回も小屋のそばと山頂付近で雷鳥に心和む時間をもらった。そして帰途、有峰湖の湖畔の道源谷ゲートの近くで、何とも愛嬌のある可愛いい小熊が道端の植物の根を掘り返して食べている姿にお目にかかれたのも心躍られた。
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開山祭の予約客で一杯なのに飛び入りの不心得者のために快く寝場所を工面していただき山荘さんの皆さんには感謝です。また夕食時にはお祝いのお酒やゼンザイなどの心こもつた特別のおもてなしなどもしていただき強く印象に残りました。そして朝食で大好物の小梅とラッキョウを食べ放題といえるほど沢山いただくことができ大満足でした。こういうことも今回の旅の良い思いでのひとつになった。


【写真記録】


 ☆☆ 6月13日 ☆☆ 

  ☆☆ 6月14日 ☆☆ 


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